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United Paramount Network (UPN)はアメリカ合衆国に11年間存在し続け、200の地域で放送事業を行い続けたテレビ局。 当初この放送事業者はバイアコムとパラマウント映画とChris-Craft Industriesに所有されていたが、のちにこの所有権はCBSコーポレーションに移った。 1995年1月16日に放送が開始され、2006年9月15日にThe WBと合併してCWテレビジョンネットワークになるために放送を終了した。 == 放送内容 == United Paramount Networkの初めての公式放送は『スタートレック:ヴォイジャー』シリーズ。 初のコメディ番組は月曜夜9時30分(中部標準時:夜8時30分)に放送された『Pig Sty』(『フレンズ』の全員男版といってもよい内容だった)。 この放送は同じ時期にNBCで『フレンズ』が放送されていたこともあって、ヒットに結びついた。また、このころRichard Jeni主演、『Archie Bunker's Place』のDenise Millerが出演したFOX放送制作のコメディ番組『Platypus Man』も月曜夜9時(中部標準時:夜8時)に始まった。いずれのドラマも様々な感想が寄せられたものの、長続きはしなかった。初期のUPNの番組にはブルース・グリーンウッド主演のアクション番組『Nowhere Man』、Richard Grieco主演のアクション番組『Marker』、リチャード・ディーン・アンダーソン主演のコメディ西部劇『Legend』、SFアクション『超感覚刑事ザ・センチネル』(The Sentinel)、ブランディ主演のシチュエーションコメディ『モエシャ』(:en:Moesha)などがある。なお、『スタートレック:ヴォイジャー』シリーズは1シーズン以上放送された。 また、UPNは人気番組『Clueless』と『The Hughleys』(いずれも元々はABCで放送)、『ロズウェル 星の恋人たち』(もともとはThe WBで放送)の放送権を購入した。なお、『Clueless 』はバイアコムが制作し、The Hughleys』と『ロズウェル 星の恋人たち』は20世紀FOXが制作した。 『スタートレック:ヴォイジャー』第7シーズン放送終了後、UPNはスタートレックシリーズのスピンオフ『スタートレック:エンタープライズ』を放送した。2001年のクリスマスには『Iron Chef USA』(日本のテレビ番組『料理の鉄人』のアメリカ版)などといった特別番組も放送した。また、WWEの『スマックダウン』や、『America's Next Top Model』、『Girlfriends』、『ヴェロニカ・マーズ』、そしてコメディアンクリス・ロックの子供時代を漠然と基にした『Everybody Hates Chris』などといった様々な番組を放送した。2005年夏にはR&BグループのTLCが新曲の製作に参加してもらう女性を探すリアリティ番組『R U the Girl』が放送された。 後年は独自の番組を持った個性的なテレビ局でありたいと強く願ったこともあって「他のテレビ局で打ち切られた番組は拾わない」というポリシーを打ち立てたが、2004年にThe WBから『バフィー 〜恋する十字架〜』のスピンオフである『エンジェル』の放送権がUPNに渡った時は、ファンによる圧力が生じ、UPNは強い批判を浴びせられる結果となった。 UPNはスポーツの試合も放送していた。2001年には『スマックダウン』の共同制作者であるビンス・マクマホンとのパッケージの一部としてXFLを放送した。このパッケージには『スマックダウン』でXFLの第2シーズンを2002年に放送する、という予定も入っていたが、『スマックダウン』の放送時間の関係でXFLは30分短縮で放送されることとなった。マクマホンはこの変更に不服を唱え、XFLも1シーズンのみで幕を閉じた。 なお、The WB同様、UPNは全国ネットのニュース番組の放送は行っていない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「United Paramount Network」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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